冬道で転倒しない歩き方|配達で何度も転んだオッサンの結論は受け身

雪道で転ぶ ライフ

※本記事は2026年10月22日時点の情報です。救急搬送の人数は、札幌市消防局のデータをもとにウインターライフ推進協議会・北海道開発技術センターがまとめたもので、2025〜26年冬の数字は速報値です。歩き方は一般的な目安で、すべての路面で転ばないことを約束するものではありません。

どうもおはこんばんにちは!オッサンです。皆様、お仕事お疲れ様です!!

冬道で転倒しない歩き方のコツは、たしかにある。でも、気をつけていても人は転ぶ。オッサンは宅配の配達で、毎日凍った道を荷物を持って歩いている。滑り止めの靴を履いて、足元を見て、それでも何度も転んでいる。だからオッサンの結論は「転ばない歩き方」のひとつ先にある。滑る場所を先に知っておく。足元を見る。そして、いざとなったら荷物は無視して受け身をとる(笑)。

雪道で転ぶ

今日(10月22日)、旭川で今シーズンの初雪が観測された。札幌の平年は10月28日だ。札幌では冬道で転んで救急車で運ばれる人が増え続けていて、令和6年度に1,869人で過去最多、昨冬はさらに2,000人を超えた(速報)。この記事では、その数字と、配達員が「ここは怖い」と思う4つの場所、荷物を持っているときの歩き方をまとめて書く。

  1. 結論:冬道の転倒は、気をつけていても起きる。だから転び方まで決めておく
  2. 札幌では、冬道で転んで救急車で運ばれる人が2,000人を超えた
    1. 令和6年度は1,869人で過去最多。昨冬はそれを上回った
    2. 運ばれるのは70代以上が多い。でも、若ければ転ばないわけじゃない
    3. 転んだ人の6割は「滑ると思って注意していた」
  3. オッサンは、配達で何度も転んでいる
  4. 配達員が「ここは怖い」と思う4つの場所
    1. 鉄の上:アスファルトと同じ顔をして、別の路面になっている
    2. 水が滴る下:上から落ちた水が、足元で凍る
    3. 日陰:日なたが乾いていても、日陰だけ凍っている
    4. 坂道:滑ったら、止まらない
    5. 協議会が挙げている「滑りやすい場所」も覚えておく
  5. 荷物を持って歩くときは、足元を見る。いざとなったら荷物は無視
    1. 足元をよく見て、小さな歩幅で
    2. 両手がふさがっていたら、受け身がとれない
    3. 滑り止めの靴は去年から。でも「滑らない靴」はない
  6. 冬道の転倒のよくある質問(FAQ)
    1. Q1. 冬道で転倒しない歩き方のコツは何ですか?
    2. Q2. 冬道で特に滑りやすい場所はどこですか?
    3. Q3. 滑り止めの靴を履けば転びませんか?
    4. Q4. 札幌では冬道の転倒で何人くらい救急搬送されていますか?
    5. Q5. 冬道で転んだときに多いケガは何ですか?
  7. まとめ:冬道は「転ばない」より「転んでもケガしない」で歩く
    1. 出典

結論:冬道の転倒は、気をつけていても起きる。だから転び方まで決めておく

オッサンの答えは、「転ばない」より「転んでもケガしない」で歩くこと。それだけだ。

根拠は2つある。ひとつは、北海道開発技術センターのアンケートで冬道で転んだ人の約6割が「滑ると思って注意していた」と答えていること。もうひとつは、オッサン自身が何度も転んでいることだ(笑)。

やること 中身
滑る場所を先に知る 鉄の上・水が滴る下・日陰・坂道。横断歩道の白線や地下鉄の出入口も
足元を見て、小さな歩幅で 足の裏全体をつける気持ちで、急がない
転んでもケガしない姿勢で歩く 両手をふさがない。いざとなったら荷物より体
靴は滑り止めつき。でも過信しない 「あらゆる路面に対応できる、滑らない靴はありません」(ウインターライフ推進協議会)

札幌では、冬道で転んで救急車で運ばれる人が2,000人を超えた

令和6年度は1,869人で過去最多。昨冬はそれを上回った

ウインターライフ推進協議会(札幌の産学官でつくる団体)が札幌市消防局のデータでまとめた数字では、冬道の転倒による救急搬送は令和6年度(2024〜25年の冬)に11月〜3月で1,869人。この時点で過去最多だった。

冬 冬道の転倒による救急搬送(札幌市)
平成24年度 12〜3月で1,300人超
令和3年度 12〜3月で1,290人
令和6年度(2024〜25年) 11〜3月で1,869人(当時の過去最多)
令和7年度(2025〜26年) 2,000人超(速報)。12月だけで868件

令和7年度の数字は、北海道開発技術センターが2026年3月に出した資料に「今冬は昨冬を上回る2,000人を超える」「令和7年12月だけでも868件(札幌市消防局データによる速報値)」とあるものだ。確定値ではないが、2年続けて記録を塗り替えたことになる。

うーん..2,000人。札幌の冬を11月から3月の約150日とすると、ならして1日10人以上が、転んで救急車に乗っている計算だ(ざっくりの割り算)。これはもう「ちょっと滑った」の話じゃないよなぁ。

運ばれるのは70代以上が多い。でも、若ければ転ばないわけじゃない

年代別では70代が最も多く、次が80歳以上。80歳以上は約半数が中等症以上になっている。

一方で、60歳未満の男性は21時以降に運ばれる人が増えるというデータもある。理由は書かれていない。夜は路面が見えにくい、飲んだ帰り、いろいろ考えられるが、そこは想像にとどめておく。

場所で多いのはすすきの・大通、それから新札幌・琴似・麻生・白石などの地下鉄の駅のまわりだ。人が多く歩いて、雪が踏み固められる場所である。

転んだ人の6割は「滑ると思って注意していた」

北海道開発技術センターが、2025〜26年の冬に冬道で転んだ人に聞いたアンケート(途中集計・149人)の結果がこれだ。

質問 答え
転んだとき、滑ると思って注意していたか 注意していた 60%
雪道に合った歩き方を意識していたか 意識していた 61%
ケガをしたか ケガをした 39%
ケガの種類(ケガをした58人・複数回答) 打撲29件、骨折18件、捻挫8件 ほか
ケガの程度(同) 通院31%、入院(3週間未満)7%、入院(3週間以上)9%
仕事・学校・家事を休んだか(同) 休んだ 28%

読み方に注意がいる。これは「注意していた人の6割が転んだ」ではない。「転んだ人のうち6割は、注意していた」という数字だ。

それでもオッサンは、この表を見て「だよなぁ!」と声が出た。気をつけていても転ぶ。オッサンがまさにそれなんだよ。

オッサンは、配達で何度も転んでいる

ここからはオッサンの話。

配達は車を運転する仕事だと思われがちだ。でも実際は、車を降りて、荷物を持って歩く仕事でもある。冬はその道が凍っている。配達の仕事のきつさは宅配ドライバーがきつい理由の記事にも書いたが、冬はそこに足元の心配が乗っかってくる。

で、オッサンは何度も転んでいる。1回や2回じゃない。何度もだ(笑)。正直、自慢できる話じゃない。

滑り止めの靴を履くようになったのは去年からだ。毎日凍った道を歩いておいて、去年からかよ..と自分でもつっこみたくなる(笑)。

ちなみに、車でも冬道では痛い目にあっている。カーブで車が滑って一回転した話は、冬タイヤ交換の記事に書いた。車でも歩きでも、冬道はオッサンに優しくない。

配達員が「ここは怖い」と思う4つの場所

毎日歩いていて、オッサンが特に怖いと思うのはこの4つだ。

場所 なぜ怖いか
鉄の上 水を吸わない面には、薄い氷の膜が張りやすい
水が滴る下 上から落ちてきた水が、足元でまた凍る
日陰 日なたが融けても、日陰は凍ったまま残る
坂道 滑ったときに、体が持っていかれる

鉄の上:アスファルトと同じ顔をして、別の路面になっている

マンホールのふた、側溝の鉄のふた、工事で敷いてある鉄板。鉄でできているところは、まず怖い。

ウインターライフ推進協議会は、横断歩道の白線について「水が染み込まず薄い氷膜ができやすく、予想以上に滑ることがある」と説明している。鉄も水を吸わない。【オッサンの意見】理屈は白線と同じだと思っている。アスファルトの上は平気でも、鉄に乗ったとたん別の路面になる。

水が滴る下:上から落ちた水が、足元で凍る

屋根やひさし、ベランダの下。昼に雪が融けて水が滴り、それが足元でまた凍る。

協議会の説明でも、つるつる路面は基本的に「水が凍ることで発生」する。雪が融けて水になり、気温が下がったり日が陰ったりすると、また凍る。水が滴る場所は、それを毎日くり返している場所だ。

日陰:日なたが乾いていても、日陰だけ凍っている

建物の北側や、塀の陰。日が当たらない場所は、昼になっても氷が融けにくい。

怖いのは、日なたを歩いてきた足のまま日陰に入ったときだ。さっきまで普通に歩けていたから、足がまだ油断している。【オッサンの意見】冬道は、路面が変わるところがいちばん危ないと思っている。

坂道:滑ったら、止まらない

坂は、滑ったときに体が前か後ろに持っていかれる。協議会も、歩道から車道へ下がっていく傾斜の部分は、つるつる路面だと転倒しやすいと書いている。

協議会が挙げている「滑りやすい場所」も覚えておく

ウインターライフ推進協議会の「滑りやすい場所を知る」には、次の場所が挙がっている。

  • 横断歩道(車の熱で融けやすく、発進するタイヤで磨かれる。白線は特に滑る)
  • ロードヒーティングの切れ目(快適な路面から、急に滑る路面に変わる)
  • 地下鉄駅・地下街の出入口(人が多く、段差もある)
  • 車が出入りする歩道(駐車場やガソリンスタンドの入口。タイヤで雪が磨かれる)
  • バスやタクシーの乗り場
  • タイル張りの店や地下街の出入口(靴の裏の雪や水で滑る)

【オッサンの意見】上の4つと協議会の場所を並べると、共通点がある。周りより先に凍って、周りよりあとまで残る場所だ。冬道は、全部が同じように滑るわけじゃない。滑る場所は、だいたい決まっている。だから先に知っておけば、そこだけは身構えられる。

荷物を持って歩くときは、足元を見る。いざとなったら荷物は無視

足元をよく見て、小さな歩幅で

荷物を持っているときは、特に気をつけて歩いている。やっていることは、足元をよく見ながら歩く。地味だけど、鉄の上も日陰も、見ていれば気づける。

協議会の「転びにくい冬みちの歩き方」も、要するに同じことを言っている。

  • 小さな歩幅で歩く(歩幅が大きいと、体の揺れが大きくなって転びやすい)
  • 重心を前に置き、足の裏全体を路面につける気持ちで
  • つるつる路面では、足を軽く浮かせた「すり足」のように(完全に地面をこするとつまずく)
  • 急がず、余裕をもって。携帯電話で話しながら歩かない
  • 止まった状態から歩き出すとき、急に速さを変えるときは転びやすい

「急がず」は、配達員には耳が痛い話だ(笑)。でも、転んだら結局いちばん遅くなる。

両手がふさがっていたら、受け身がとれない

荷物を持っていると、両手がふさがる。両手がふさがったまま転ぶと、手がつけない。

だからオッサンは、いざとなったら荷物は無視して、受け身をとれるようにして歩いている(笑)。

配達員が「荷物は無視」なんて書いていいのか、と思われるかもしれない。でも、転ぶ瞬間に荷物をかばったら、自分の体はかばえない。オッサンの中では、体が先、荷物はあと。ここは笑い話にしているけど、本気だ。

上のアンケートでも、転んでケガをした人には打撲と骨折が多く、3週間以上入院した人もいた。転ぶのを完全には防げないなら、転んだときのダメージを小さくするしかない。

【オッサンの意見】荷物を持っていない人も同じだと思う。買い物袋を両手に提げない。ポケットに手を入れたまま歩かない。両手をあけておくだけで、転んだときの受け身が変わる。

滑り止めの靴は去年から。でも「滑らない靴」はない

滑り止めの靴は去年から履いている。それでも、鉄の上や日陰は怖い。協議会の靴選びのページにも、はっきりこう書いてある。

あらゆる路面に対応できる、滑らない靴はありません。

靴底の種類ごとの特徴は、協議会の説明をまとめるとこうなる。

靴底 得意なこと 注意点
ピン・金具つき 固い氷をひっかく タイル張りの床ではかえって滑る。じゅうたんで引っかかる
深い溝 溝でグリップする 溝に雪が詰まると滑る。底が硬いとつるつる路面に弱い
柔らかいゴム底 いろいろな路面に効く 使うほど劣化する
滑り止め材入りゴム底 やすりのように路面をひっかく 使うほど劣化する

ピンつきの靴が「タイルの床で逆に滑る」のは、配達員にも関係がある。マンションのエントランスや店の入口は、タイルの床が多いからだ。外の氷に強い靴が、中に入ったとたん弱くなる。協議会も、タイルの上ではピンをしまうか外すように勧めている。

靴底は使うほどすり減る。協議会によると、靴修理店で滑り止めの靴底に張り替えるサービスもあり、1足3,000円程度・20〜30分が目安だという。新しい靴を買う前に、今の靴を張り替えるのも手だ。

冬道の転倒のよくある質問(FAQ)

Q1. 冬道で転倒しない歩き方のコツは何ですか?

小さな歩幅で、足の裏全体を路面につける気持ちで歩くのが基本です。ウインターライフ推進協議会は、重心を前に置くこと、つるつる路面では足を軽く浮かせた「すり足」のように歩くこと、急がず余裕をもつことを勧めています。歩き出すときや急に速さを変えるときも転びやすいので注意してください。

Q2. 冬道で特に滑りやすい場所はどこですか?

横断歩道(特に白線)、ロードヒーティングの切れ目、地下鉄駅や地下街の出入口、車が出入りする歩道、バスやタクシーの乗り場などです。配達で毎日歩いている感覚では、マンホールのふたなどの鉄の上、屋根から水が滴る下、日陰、坂道も要注意です。

Q3. 滑り止めの靴を履けば転びませんか?

転ばないとは言えません。ウインターライフ推進協議会は「あらゆる路面に対応できる、滑らない靴はありません」としています。ピンつきの靴は固い氷に強い一方、タイル張りの床ではかえって滑りやすくなります。よく歩く路面に合わせて選び、靴底のすり減りも定期的に確かめてください。

Q4. 札幌では冬道の転倒で何人くらい救急搬送されていますか?

令和6年度(2024〜25年の冬)は11月〜3月で1,869人で、当時の過去最多でした。北海道開発技術センターによると、令和7年度(2025〜26年の冬)は速報で2,000人を超えています。年代別では70代が最も多く、次いで80歳以上です。

Q5. 冬道で転んだときに多いケガは何ですか?

打撲が最も多く、次いで骨折です。北海道開発技術センターのアンケート(途中集計・149人)では、転んだ人の約4割がケガをしていました。ケガをした人のうち9%は3週間以上入院し、28%が仕事や学校、家事を休んでいます。

まとめ:冬道は「転ばない」より「転んでもケガしない」で歩く

  • 札幌の冬道の転倒による救急搬送は、令和6年度に1,869人で過去最多。昨冬は速報で2,000人を超えた
  • 転んだ人の約6割は「滑ると思って注意していた」。気をつけていても転ぶ
  • 怖いのは鉄の上・水が滴る下・日陰・坂道。滑る場所は、だいたい決まっている
  • 足元を見て、小さな歩幅で。両手をあけて、いざとなったら荷物より体
  • 「滑らない靴」はない。靴底のすり減りも見ておく

オッサンは何度も転んでいる。だから「これで転ばない」とは言えない。言えるのは、転ぶ場所はだいたい決まっていて、転んだときの準備はできる、ということだけだ。

今日やることは1つでいい。家の玄関から、毎日使う駅やバス停までの道を思い浮かべて、鉄のふた・水が滴るところ・日陰・坂がどこにあるかを数えておく。初雪が降ったら、そこだけは足元を見て歩く。それだけで、この冬の転び方は変わると思う。

配達の現場で気をつけていることは、ヒグマと配達の記事にも書いた。冬はクマが寝るかわりに、道が凍る(笑)。皆様も、どうか足元に気をつけて。

読んでいただきありがとうございます。

出典

 

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