※本記事は2026年11月5日時点の情報です。このFH-CPF25のレビューは、オッサン1人の使い方と感想です。テントの中で石油ファンヒーターを使う話が出てきますが、使い方は必ず製品とテントの取扱説明書、メーカーの案内に従ってください。仕様と価格は、コロナの公式ページと発売時の報道で確認したものです。この記事にはAmazonアソシエイトの広告リンクを含みます。
どうもおはこんばんにちは!オッサンです。今日も少しの時間お付き合いお願いします。
コロナの石油ファンヒーターFH-CPF25を、北海道の冬と春のキャンプで20回くらい使った。レビューの先に白状しておくと、我慢していることが5つある。点火までの待ち時間、結露、におい、荷物のかさ、そして片付けの灯油抜きだ。
それでも、オッサンはこれを手放していない。薪ストーブは怖いし、前に買った石油ストーブは暖かくなかった。ボタンひとつで点火できて、ポータブル電源で動く暖房は、ビビりのオッサンには今のところこれしかない。

この記事では、買う前に知っておいてほしい「我慢」を5つ、メーカーの資料と一緒に正直に書く。灯油代の計算は北海道の灯油の記事に、ポータブル電源の話はポータブル電源の寿命と火災の記事に書いたので、ここでは使い心地に絞る。
FH-CPF25レビューの結論:我慢は5つ。それでも20回使っている
先に結論を書いておく。
| 我慢していること | 今どうしているか |
|---|---|
| ① 点火まで5〜7分かかる | 我慢している |
| ② テントの内側が結露する | いろいろ試して、諦めた |
| ③ におい | 我慢している |
| ④ 荷物が増える・本体が邪魔 | 仕方ないと思っている |
| ⑤ 片付けで灯油を抜く | 意外に面倒 |
- 冬と春のキャンプで、20回くらい使った
- 5つのうち①と⑤は、故障ではなく仕様。①はポータブル電源で動かすため、⑤は灯油をこぼさずに運ぶためだ
- それでも手放さないのは、怖くなくて、ポータブル電源で動く暖房だから
【オッサンの意見】買う前に、この5つを我慢できるか考えてほしい。我慢できるなら、北海道の寒いキャンプの暖房として十分アリだ。
コロナ FH-CPF25はどんなファンヒーターか
FH-CPF25は、コロナのアウトドア向けブランド「OUTFIELD」の最初の製品のひとつで、2023年4月26日に発売された。発売時の価格は25,800円だ(BE-PAL 2023年4月1日)。
| 項目 | FH-CPF25 |
|---|---|
| 発売日 | 2023年4月26日 |
| 発売時の価格 | 25,800円 |
| 暖房出力 | 2.50〜0.66kW |
| 大きさ | 高さ390×幅312×奥行307mm(置台を含む) |
| 重さ | 7.9kg |
| タンク容量 | 3.6L |
| 消費電力 | 点火するとき166W/燃えているとき8.5〜14W |
| 運転音 | 強33dB/弱21dB |
| 主な安全装置 | 対震自動消火装置、不完全燃焼防止装置、消し忘れ消火装置 など |
出典:BE-PAL(2023年4月1日)。運転音は、仕様の数字が同じ後継機FH-CPF25Aのコロナ公式ページの数字。
燃料消費量と、1泊の灯油代の計算は北海道の灯油が過去最高155円|なぜ高い?冬キャンプの灯油代も計算に書いた。強で9時間たいて、今の北海道の価格で約340円だった。
今買うなら後継のFH-CPF25A
FH-CPF25は、今のコロナの公式ページには載っていない。載っているのは、2024年4月24日に発売されたFH-CPF25Aだ(家電Watch 2024年4月1日・発売時25,800円)。黒い「NIGHT BLACK EDITION」もある。
コロナ公式のFH-CPF25Aの仕様表を見ると、暖房出力・大きさ・重さ・タンク容量・消費電力の数字は、FH-CPF25と同じだった。2つに違いがあるのかは、コロナの資料では確認できなかった。
【オッサンの意見】だから、この記事の「我慢5つ」は、FH-CPF25Aでもほぼ同じだと思っている。
オッサンの使い方:冬だけじゃなく、春も使う
ここからは体験の話。
オッサン家は、嫁と息子2人(15歳と11歳)、それにミニチュアダックスのリョータ。北海道でファミリーキャンプをしている。
FH-CPF25を買った時期は、正直、覚えていない。発売が2023年4月なので、それより後なのは確かだ。使った回数は20回くらい。
使うのは冬だけじゃない。春のキャンプにも持っていく。北海道の春は、夜と朝がとにかく冷える。気象庁の平年値(1991〜2020年)で、札幌の日最低気温はこうなっている。
| 月 | 札幌の日最低気温(平年値) |
|---|---|
| 4月 | 3.4℃ |
| 5月 | 9.0℃ |
| 10月 | 8.0℃ |
| 11月 | 1.6℃ |
出典:気象庁 札幌の平年値
4月の朝は、札幌の街なかでも平年で3.4℃だ。北海道で「春キャンプ」と聞いて、本州の春を想像すると痛い目を見る。
電源は、Jackeryのポータブル電源JE-1500B(1,512Wh)からとっている。FH-CPF25は燃えているときの消費電力が8.5〜14Wしかなく、コロナは同じ消費電力のFH-CP25Yについて、540Whのポータブル電源なら強のまま約27時間動くと説明している(コロナ ニュースリリース 2022年8月17日)。うちはJE-1500Bで、iPadやスマホの充電、マキタの冷温庫も一緒にまかなっている。
我慢① 点火まで5〜7分かかる
1つ目は、点火までの待ち時間だ。
コロナは、ポータブル電源でも動くように、点火するときの電力を従来の機種の650Wから166Wまで下げた。その代わり、点火まで約5〜7分かかると書いている(コロナ ニュースリリース)。FH-CPF25Aの公式ページにも、約5〜7分の予熱時間がかかり、室温で多少変わるとある。
正直、我慢している。
寒い朝に寝袋から出て、ボタンを押して、そこから5分以上。家のファンヒーターみたいに、すぐ温風が出ると思っているとがっかりする。
【オッサンの意見】これは故障でも手抜きでもなく、ポータブル電源で動かすための引き換えだ。待つしかないので、ボタンを押してから着替える、くらいしか手はないと思っている。
我慢② 結露は、いろいろ試して諦めた
2つ目は、結露。前に灯油の記事でも書いたが、一番の欠点だと感じているのはこれだ。
灯油は燃えると水蒸気が出る。石油ファンヒーターには煙突がなく、燃えたあとの空気をそのままテントの中に出す。だから冬のテントで使うと、天井も含めて、幕の内側がびちゃびちゃになる。
結露は、いろいろ試した。でも、諦めた。
うーん..びちゃびちゃの幕を見るたびに憂鬱になるんだよなぁ。
寝袋を濡らしたくなくて、2020年にはモンベルのシュラフカバーを買った。−15℃の冬キャンプで、シュラフを結露から守ってくれた。その話はモンベルのシュラフカバー要るの?要らないの??に書いた。
【オッサンの意見】結露は、このファンヒーターだけの問題というより、煙突のない燃焼式の暖房をテントで使う以上ついてくるものだと割り切っている。幕の結露は諦めても、寝袋だけは守る。落ち着いたのはそこだ。
我慢③ においも我慢している
3つ目は、におい。これも、我慢している。
コロナは、公式のよくある質問で「点火時や、消火時の多少の白煙や臭いは異常ではありません」と答えている(コロナ よくある質問)。点けるときと消すときに、においが出るのはふつうのことだ。
ただし、においがいつもより強いときは話が別だ。コロナは、変質した灯油を使うと、強いにおいがして目にしみる、消火後もにおいが長く残ることがあるとしている(コロナ 重要なお知らせ)。変質した灯油は、薄い黄色になっていたり、すっぱいにおいがしたりする。
においに慣れても、一酸化炭素はにおわない
ここは大事なので、はっきり書く。
一酸化炭素は、色もにおいもない。日本ガス石油機器工業会などは、一酸化炭素は無色・無臭で、気がつかないうちに体内に入り込むと注意している(日本ガス石油機器工業会ほか チラシ)。
コロナは、家の中で使うときでも「換気をせずに使用を続けないでください」「1時間に1〜2回(1〜2分)換気」と書いている(コロナ よくある質問)。酸素が足りなくなると不完全燃焼し、一酸化炭素が出るおそれがあるからだ。
オッサンは、ファンヒーターを使うときは一酸化炭素チェッカーを置いている。
【オッサンの意見】においに慣れるのはいい。でも、換気まで我慢しちゃダメだ。においがしない=安全、ではない。
春に使った灯油を、秋まで持ち越さない
春にも使うから、気をつけたいと思っているのがここだ。
コロナは、変質灯油の原因として、昨シーズンの灯油(特に乳白色のポリ容器に入れていたもの)、日光が当たる場所や高温の場所に置いたもの、ふたを開けたままにしたものを挙げている。そして、冬に使い残した灯油は翌年に持ち越さず、石油販売店やガソリンスタンドに相談するよう呼びかけている(コロナ 重要なお知らせ)。
【オッサンの意見】春のキャンプで余った灯油を、夏の物置で越させて秋に使う。北海道で春も秋も使う人ほど、やってしまいがちだと思う。においを我慢しているつもりが、灯油が傷んでいた、では笑えない。
我慢④ 冬キャンプは荷物が増える。ファンヒーターも邪魔
4つ目は、荷物。
正直に書く。冬キャンプは荷物が増えるから、億劫になる。ファンヒーターも邪魔だ。でも、仕方ない。
暖房まわりの重さを、メーカーの数字で足してみた。
| 持っていくもの | 重さ |
|---|---|
| FH-CPF25 | 7.9kg |
| Jackery JE-1500B | 約17kg |
| 灯油10L(ポリタンクの中身) | 約8kg |
| 合計 | 約33kg |
JE-1500Bの重さは家電Watch(2023年1月27日)の数字。灯油は1リットル約0.8kgとして計算した(ポリタンクの重さは入れていない)。
暖房のためだけに、30kgを超える。ここに冬用の寝袋とマットが加わる。
うーん..これを積んで、降ろして、テントに運んで、帰りにまた積む。腰も重くなるわ(笑)。正直、この冬はまだ冬キャンプの予定を入れていない。
コロナからは、FH-CPF25A用の専用の収納バッグも出ている(コロナ OUTFIELD)。重さは変わらないが、車に積むときの「邪魔」は少しましになるかもしれない。
我慢⑤ 片付けの灯油抜きが、意外に面倒
5つ目は、片付け。これが意外に面倒なんだよ。
コロナは、ファンヒーターを運ぶときは「給油タンクを抜き、固定タンク内の灯油を抜いてください」としている。理由は「運搬の途中で灯油がこぼれて周囲を汚すおそれがあります」(コロナ よくある質問)。

FH-CPF25Aの公式ページでは、運ぶときにやることがこう書かれている。
- 給油タンクは空にする
- 本体の固定タンクに残った灯油を、付属のスポイトで抜き取る
- いつも付けているオイルフィルター(白いキャップ)を、付属の固定タンクキャップ(黄色)に付け替える(運ぶ途中でオイルフィルターが壊れないようにするため)
付属の固定タンクキャップは、灯油を密封するものではない(コロナ ニュースリリース)。キャップを付けたから灯油を入れたままでいい、ではない。細かい手順は、自分の機種の取扱説明書で確認してほしい。
撤収の朝は、テントをたたむ、寝袋をしまう、ゴミをまとめる..その中に灯油を抜くが入ってくる。しかも手は灯油くさくなる。
【オッサンの意見】撤収の日は、灯油を抜く時間も最初から見ておく。それと、満タンにしすぎない。灯油の記事で計算したとおり、本体のタンク3.6Lだけで強のまま約14.8時間もつ。最後の給油を控えめにすれば、抜く量も減る。
抜いた灯油や、シーズンの終わりに余った灯油をどうするかも考えておきたい。コロナは、余った灯油の処分は、灯油を買った販売店に相談するよう案内している(コロナ よくある質問)。
それでも手放さない理由
5つも我慢して、なんで使い続けているのか。理由はシンプルだ。
- 薪ストーブは怖い。2020年1月、ポーランド軍幕に薪ストーブを入れたら、幕が熱くなりすぎて燃えないか不安になり、結局テントでは寝られず車で寝た。その話はポーランド軍幕に新保製作所の薪ストーブチョッパーはデカかったって話!!に書いた
- 前に買ったトヨトミのレインボーは、全然暖かくなかった
- ボタンひとつで点火できて、ポータブル電源で動く。燃えているときは8.5〜14Wで、電気の心配はほとんどいらない
【オッサンの意見】薪ストーブは怖い、レインボーは寒い、ファンヒーターは我慢が5つ。どれを選んでも何かを我慢する。オッサンは、怖いより我慢のほうを選んだ。20回使っても手放していないのが、その答えだと思っている。
3時間で勝手に消える。これは安全装置
もう1つ、使い始めると気づくことがある。延長ボタンを押さないと、勝手に止まるのだ。
これは石油ファンヒーターの3時間自動消火という機能だ。コロナは、解除できるかという質問に「解除はできません」と答えていて、JIS規格で定められ、どのメーカーの石油ファンヒーターにも付いていると説明している(コロナ よくある質問)。
キャンプ中に止まると「あれ?」となるが、消し忘れを防ぐための安全装置だ。故障ではない。
テントの中で使うなら、メーカーの条件を守る
ここはオッサンの体験ではなく、メーカーの案内を書く。
コロナは「キャンプなどテント内でストーブを正しくご使用いただくために」というページで、テントの中で石油ファンヒーターを使う条件を示している。主なものはこうだ。
| 項目 | コロナの案内 |
|---|---|
| 使えるテント | ベンチレーター(通気口)があり、フロアシートを外せること |
| 換気 | 使うときは通気口を開けておく。降雪時は通気口がふさがれないように注意 |
| 距離(ファンヒーター) | 正面・上面は100cm以上、側面・背面は15cm以上あける |
| 燃焼機器の数 | テントの中で使う燃焼機器は1台だけ |
| 置き場所 | 水平で安定した場所。雪の上では使わない |
| 寝るとき・離れるとき | 就寝するときや、短時間でもテントを離れるときは必ず消火する |
ここで正直に書いておく。灯油の記事にも書いたとおり、オッサンは、寝るときに消すかどうかは日による。つけたまま寝た夜もある。
でも、コロナは「就寝するときは必ず消火」と書いている。だからこれは、オッサンがやっていても正しいやり方ではない。一酸化炭素チェッカーは最後の保険で、許可証じゃない。この記事を読んだ人は、真似しないでほしい。
FH-CPF25のよくある質問
Q1. FH-CPF25とFH-CPF25Aの違いは何ですか?
A. コロナ公式の仕様の数字を見るかぎり、違いは見つかりませんでした。FH-CPF25は2023年4月26日発売、FH-CPF25Aは2024年4月24日発売で、暖房出力2.50〜0.66kW、重さ7.9kg、タンク3.6L、消費電力(点火時166W・燃焼時8.5〜14W)は同じです。違いがあるかはコロナの資料では確認できませんでした。2026年11月時点で、コロナの公式ページに載っているのはFH-CPF25Aです。
Q2. 点火まで時間がかかるのは故障ですか?
A. 故障ではありません。コロナは、ポータブル電源でも使えるように点火時の消費電力を650Wから166Wに下げていて、その代わり点火まで約5〜7分かかると説明しています。室温によって多少変わります。
Q3. 点けるときや消すときに、においがするのは異常ですか?
A. 多少のにおいは異常ではありません。コロナは、点火時や消火時の多少の白煙やにおいは異常ではないとしています。ただし、変質した灯油を使うと強いにおいがして目にしみることがあります。また、一酸化炭素は無色・無臭なので、においがしなくても換気をし、一酸化炭素チェッカーを併用してください。
Q4. ポータブル電源は何Whあれば動きますか?
A. コロナは、540Whのポータブル電源で強のまま約27時間動くと説明しています。強で3時間使うと約60Whを使う計算です(同じ消費電力のFH-CP25Yの説明)。ポータブル電源は、純正弦波または正弦波・100V・定格出力200W以上のものが条件で、修正正弦波や疑似正弦波のものは使えません。
Q5. 持ち運ぶときは、灯油を抜かないといけませんか?
A. はい、抜きます。コロナは、運ぶときは給油タンクを抜き、固定タンク内の灯油を抜くよう案内しています。運ぶ途中で灯油がこぼれるおそれがあるためです。付属の固定タンクキャップは灯油を密封するものではありません。
まとめ:5つを我慢できるなら、北海道のキャンプでアリ
- FH-CPF25を、北海道の冬と春のキャンプで20回くらい使った
- 我慢は5つ。点火まで5〜7分、結露、におい、荷物、片付けの灯油抜き
- ①点火の遅さと⑤灯油抜きは、故障ではなく仕様。ポータブル電源で動かすため、灯油をこぼさず運ぶため
- においに慣れても、換気は我慢しない。一酸化炭素はにおわない
- 今買うなら後継のFH-CPF25A。公式の仕様の数字はFH-CPF25と同じ
買う前に、この5つを我慢できるか考えてみてほしい。もう持っている人は、撤収の日の灯油抜きの時間と、春に余った灯油を秋まで持ち越さないことだけ覚えておけば十分だ。
冬キャンプの灯油代は北海道の灯油の記事に、ファンヒーターを動かしているポータブル電源の話はポータブル電源の寿命と火災|Jackery2台持ちが確かめたことに書いた。
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