ドライバーのトイレ問題|貸す側も借りる側もやった元センター長の本音

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※本記事は2026年10月時点の情報です。現場の話は、宅配の仕事をしているオッサン一人の実感と、過去にセンター長を務めていたときの経験の範囲で書いています。特定の会社の内部事情を書いたものではありません。

どうもおはこんばんにちは!オッサンです。皆様、お仕事お疲れ様です!!

ドライバーのトイレ問題は、借りる側も貸す側も、どっちも本当に困っている。オッサンは両方をやったことがあるので、これははっきり言える。

2026年10月2日、国土交通省と全日本トラック協会が、荷主(荷物を出す会社や届け先の施設)に向けて「トラックドライバーに施設内トイレを使用させて下さい!」というチラシを出した。国がトイレを貸してくれと頼むくらい、ドライバーは困っているということだ。

トイレ我慢

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ただ、オッサンは以前、センター長として拠点を任されていたことがある。そのときよそのドライバーにトイレを汚され続けて、掃除に追われていた側でもある。

だからこの記事は、ドライバーの味方だけはしない。借りる側と貸す側、両方の本音を書く。今日も少しの時間お付き合いお願いします。

結論:ドライバーのトイレ問題は、借りる側も貸す側も困っている

先に結論を書いておく。

  • 借りる側(ドライバー):トラックを停められる場所が少なく、使えるトイレも少ない。我慢すると体にも運転にも悪い
  • 貸す側(施設):貸したトイレを汚される。注意書きを貼っても直らない。掃除をするのは施設の人だ

どっちの言い分も本当だ。だから「貸さない施設がひどい」とも「ドライバーのマナーが悪い」とも、片方だけで片づけられない。

今回のチラシがよくできているのは、荷主へのお願いと一緒に、ドライバー側の約束も書いてあるところだ。オッサンはここに一番うなずいた。

10月2日、国と全ト協が「トイレを使わせて」と頼んだ

チラシに書いてあること

【事実】2026年10月2日、全日本トラック協会が、国土交通省と連名のチラシを公表した。タイトルは「荷主の皆様へ トラックドライバーに施設内トイレを使用させて下さい!」だ。

本文はこうなっている。

トラックの駐車スペースの確保が難しいため、トラックドライバーが使用できるトイレが少なくて困っています。トイレの我慢は健康被害リスク、そして集中力低下による交通事故発生リスクを高めます。ご協力をお願いいたします。

出典:全日本トラック協会「荷主の皆様へ トラックドライバーの施設内トイレ利用へのご協力お願いについて」(2026年10月2日)/チラシPDF

ポイントは2つある。

  1. トイレが少ない理由は「停める場所がない」こと。大きな車は、コンビニにも公園にも気軽に入れない
  2. 我慢は事故につながる。体の問題だけじゃなく、集中力が落ちて事故のリスクが上がる、とはっきり書いてある

【オッサンの意見】国が「トイレを貸して」とチラシを作るのは、正直ちょっと情けない話だ。でも、そこまでしないと動かないくらい、現場では困っているということなんだよ。

ドライバー側の「お約束」も3つある

チラシの下のほうに、「トラックドライバーのお約束」という欄がある。

  1. 指定された以外の場所には立ち入りません
  2. 清潔に使用いたします
  3. 貴社のルールに従って施設内トイレを使用いたします

一見すると当たり前のことだ。でも、わざわざ書いてあるのには理由がある。ここはあとで、元センター長として書く。

配達中のトイレ、オッサンはこうしている

基本はコンビニで借りる

配達中のトイレは、基本はコンビニで借りる。これがオッサンのやり方だ。

宅配の車は、トラックの中では小さいほうだ。コンビニの駐車場には停められる。そこは大型トラックの運転手よりだいぶ恵まれている。

【オッサンの意見】だからこそ、コンビニがトイレを貸してくれるのは本当にありがたい。当たり前だと思っちゃいけないと思っている。

トイレのある公園の場所を頭に入れておく

もう一つは、トイレのある公園の場所を把握しておくことだ。

配達のルートを回っていると、どこに何があるかは自然と頭に入ってくる。そのなかで「ここの公園にはトイレがある」というのを覚えておく。いざというときに迷わないためだ。

行きたくなってから探すと、だいたい間に合わないからね。

休憩は道の駅もよく使う。休憩の取り方や道の駅の使い方は、道の駅で車中泊はOK?の記事に書いた。

個人のお宅では借りられない

宅配の配達先は、ほとんどが個人のお宅だ。「トイレを貸してください」とは、まず言えない。

だから今回のチラシのように、荷主の施設でトイレを使わせてもらえるかどうかは、配達先が会社やお店のときの話になる。宅配ドライバーにとっての頼みの綱は、やっぱりコンビニと公園だ。

北海道は、冬に「公園作戦」が使えなくなる

ここは北海道に住んでいる人間として、足しておきたい。

【事実】札幌市は、公園のトイレについて「10月下旬から冬季閉鎖を開始する場合があります」と案内している。屋外のトイレは、気温が氷点下にならなくても凍ることがあるからだ。冬も使える公園トイレは、一覧のPDFで公開されている。

出典:札幌市「公園トイレについて」(2026年4月21日更新)

つまり北海道では、「トイレのある公園を覚えておく」作戦が、冬になると使えなくなる場所が出てくる。夏に覚えたトイレが、11月には閉まっているかもしれない。

【オッサンの意見】そうなると、冬はコンビニに頼る割合が増える。だから冬の北海道では、コンビニがトイレを貸してくれることのありがたみが、もっと大きくなると思っている。

札幌以外の市町村でも、公園のトイレを冬に閉めるところは多い。配達ルートの公園が冬も開いているかは、自分の市町村の案内で確かめておくといい。

元センター長として言う:「お約束」が書かれるのには理由がある

ここからが、この記事で一番書きたかったところだ。

オッサンは以前、センター長として拠点を任されていた。センターには、自分のところのドライバーだけじゃなく、よその会社のドライバーも出入りする。そしてトイレも使う。

中のドライバーは、厳しく言ったからきれいだった

自分のところのドライバーには、オッサンが厳しく言っていた。だから、きれいに使ってくれていた。

言えば直る。毎日顔を合わせる相手だからだ。

外のドライバーは、無法地帯だった

問題は、よそのドライバーだ。正直、無法地帯だった。

一番多かったのは、あと一歩前に進めばいいのに、床におしっこを垂らしていくことだ。

うーん..。分かってるんだよ、急いでるのは。こっちもドライバーだから分かる。でも、あと一歩なんだわ!!

禁止しても、注意書きを貼っても変わらなかった

もちろん手は打った。禁止にしたこともあるし、注意書きも貼った。

それでも、きれいに使ってもらえなかった。

結局どうなるかというと、トイレ掃除を何回もやらないといけない。センターの仕事をしながらこれをやるのは、本当に大変だった。

【オッサンの意見】だから、施設の人が「ドライバーにトイレは貸したくない」と思う気持ちは、痛いほど分かる。貸した結果、掃除をするのは施設の人だからだ。チラシにドライバー側の「お約束」がわざわざ書いてあるのは、こういう現場が全国にあるからだと思っている。

それでも、トイレは貸してほしい

ここまで書いておいて何だが、それでもオッサンは、トイレは貸してほしいと思っている。

チラシにあるとおり、トイレの我慢は事故のリスクを上げる。ドライバーが我慢して運転するのは、ドライバー本人だけじゃなく、道を歩いている人にとっても危ない。

貸す側へ:使っていい場所を1つ決めてもらえれば十分

【オッサンの意見】施設の全部を開けてくれとは言わない。「ドライバーはこのトイレを使ってください」と1か所決めて、ルールを貼ってもらえれば十分だ。

チラシの3つめのお約束も「貴社のルールに従って」使うことになっている。ルールを決めるのは貸す側でいい。決まっていれば、守らないドライバーに「ここのルールはこうです」と言える。

ドライバーへ:あと一歩、前へ

そしてドライバーには、これだけ言いたい。

あと一歩、前へ(笑)。

冗談みたいだけど、本気だ。貸してもらえるかどうかは、結局ドライバー一人ひとりの使い方で決まる。一人が汚すと、その施設はドライバー全員に貸さなくなる。センター長のときに掃除をしていたオッサンが言うんだから、間違いない。

荷物を受け取る側の人にも、一つだけ知っておいてほしい。あなたの荷物を運んでいる人は、トイレの場所を考えながら走っている。コンビニがトイレを貸してくれているから、今日も荷物が届いている面もある。

ドライバーの仕事のきつさは、宅配ドライバーがきつい理由の記事にも書いた。あわせて読んでもらえるとうれしい。

ドライバーのトイレ問題でよくある質問

Q. トラックドライバーは、配達中トイレをどうしているのですか?

A. コンビニや公園、道の駅などのトイレを使うのが一般的です。大型トラックは停められる場所が限られるため、使えるトイレはさらに少なくなります。2026年10月には、国土交通省と全日本トラック協会が、荷主に施設内トイレの利用への協力を求めるチラシを出しました。

Q. 国と全日本トラック協会のチラシには、何が書いてありますか?

A. 荷主に対し、ドライバーに施設内トイレを使わせてほしいと求めています。理由として、トラックの駐車スペースが少なくトイレが使いにくいこと、トイレの我慢が健康被害や交通事故のリスクを高めることが挙げられています。あわせて、ドライバー側の「お約束」として、指定外の場所に立ち入らない・清潔に使う・施設のルールに従う、の3つが書かれています。

Q. 施設がドライバーにトイレを貸したがらないのはなぜですか?

A. 汚されることがあり、掃除の負担がかかるからです。物流の拠点では、外部のドライバーのトイレの使い方に悩まされることがあります。注意書きを貼っても改善せず、何度も掃除が必要になる場合もあります。チラシにドライバー側の約束が書かれているのは、こうした事情があるためと考えられます。

Q. 北海道では冬に公園のトイレが使えないのですか?

A. 閉鎖されるトイレがあります。札幌市は、屋外の公園トイレは凍結のおそれがあるため、10月下旬から冬季閉鎖を始める場合があると案内しています。冬も使える公園トイレの一覧は、札幌市のホームページで公開されています。

まとめ

要点をまとめる。

  1. ドライバーのトイレ問題は、借りる側も貸す側も困っている。どっちの言い分も本当だ
  2. 2026年10月2日、国交省と全ト協が「施設内トイレを使用させて下さい!」というチラシを出した。我慢は事故のリスクを上げる
  3. チラシにはドライバー側の「お約束」も3つある。立ち入らない・清潔に・ルールに従う
  4. オッサンの配達中のトイレは、コンビニと、トイレのある公園。北海道では冬に公園トイレが閉まることがある
  5. 元センター長としては、外部ドライバーのトイレは無法地帯だった。注意書きを貼っても直らず、掃除に追われた
  6. それでも貸してほしい。貸す側は場所とルールを決める。ドライバーは、あと一歩前へ

今日やること:ドライバーの人は、次に借りたトイレを、入ったときよりきれいにして出てほしい。それが、次のドライバーがトイレを借りられるかどうかにつながる。

借りる側の苦しさも、貸す側の大変さも、両方を知っている人間として書いておきたかった。

読んでいただきありがとうございます。

 

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