※本記事は2026年11月3日時点の情報です。12月の基準価格の日程と電気の支援単価は、政府の表明と報道・公表資料にもとづいています(経済産業省の発表ページは執筆時点で閲覧できませんでした)。1月以降の補助の縮小幅、3月の電気・ガス支援、この冬の北海道のLPガス支援は、まだ決まっていません。
どうもおはこんばんにちは!オッサンです。今日も少しの時間お付き合いお願いします。
ガソリン補助金の縮小は、12月3日から始まる。12月中に3回に分けて、1Lあたり合わせて5円。灯油と軽油も、同じ幅で補助が減る仕組みだ。

一方で、電気とガスは12月から2月まで国の支援が再開される。じゃあ差し引きでトントンか?というと、北海道はそう単純じゃない。電気料金は11月から上がっているし、プロパンガスは国の支援の対象外だからだ。
この記事では、12月から何が上がって何が下がるのかを並べたうえで、ソフトバンクでんき40A・プロパンガス・ガソリン車1台のオッサンの家で、実際にいくら変わるかを計算する。
ガソリン補助金の縮小は12月3日から|12月中に5円上がる
まず事実から。いまのガソリン補助は、レギュラーの全国平均を1Lあたり170円程度に抑えるように出ている。この「基準価格」を、12月から引き上げていく。
| 日付 | 基準価格(全国平均の目安) | 今との差 |
|---|---|---|
| 11月中 | 170円程度 | — |
| 12月3日(木)〜 | 172円程度 | +2円 |
| 12月10日(木)〜 | 174円程度 | +4円 |
| 12月17日(木)〜 | 175円程度 | +5円 |
| 12月24日・31日 | 175円程度(据え置き) | +5円 |
| 2027年1月〜 | 未定 | — |
出典:補助金ポータル(2026年11月2日更新・経済産業省の10月30日発表による)/毎日新聞(2026年10月29日)
首相は10月29日、春先に向けて毎月5円ずつ基準価格を上げていくのを基本にすると表明した。ただし1月以降の日程と幅は、まだ決まっていない。終わる時期についても「予断を持って申し上げることをしない」としている。
灯油と軽油も、同じ幅で補助が減る
補助の額(支給単価)は、ガソリン・軽油・灯油・重油がすべて同じだ。10月29日からは、どれも1Lあたり52.4円。過去最高の額になっている(資源エネルギー庁 燃料油価格定額引下げ措置)。
だから基準価格が5円上がれば、灯油も軽油も5円ぶん補助が減る。灯油の18L缶なら、12月中に約90円の値上がりだ。灯油だけを縮小から外す、という発表はない。
ただし灯油には別枠がある。割高な輸入灯油の差額を国が補う「輸入灯油調整単価」が、11月から2027年3月輸入分まで上乗せされる。北海道の灯油が過去最高になった話と合わせて、北海道の灯油が過去最高155円|なぜ高い?冬キャンプの灯油代も計算に書いた。
補助を続けるお金が足りなくなっていた
縮小の理由はシンプルで、お金が続かないからだ。政府は10月30日、予備費から約1.1兆円を補助の基金に回すことを閣議決定した。このままだと11月に基金が底をつく見込みだったと報じられている(日テレNEWS)。
【オッサンの意見】いきなり補助ゼロにしないで、5円ずつ下ろしていくのは、正直ありがたい。ただ、下ろしていく先がどこなのかが見えない。うーん..終わりが決まってない値上げって、地味にこたえるんだよなぁ。
12月から上がるもの、下がるもの|北海道の家庭で一覧にした
全国ニュースは、ガソリン、電気・ガス、電気料金の値上げをバラバラに報じている。北海道の家から見て、1枚にまとめるとこうなる。
| 何が | いつから | どうなる |
|---|---|---|
| ガソリン | 12月3日〜 | 上がる(12月中に1Lあたり+5円) |
| 軽油 | 12月3日〜 | 上がる(ガソリンと同じ幅) |
| 灯油 | 12月3日〜 | 上がる(同じ幅。 |
| 輸入灯油の補助は別枠で11月〜) | 電気料金 | 11月1日〜 | 上がる(送電網の利用料=託送料金の見直し) | 電気の支援 | 12月〜2月使用分 | 下がる(12月は1kWhあたり1円、1・2月は4.5円) | 都市ガスの支援 | 12月〜2月使用分 | 下がる(単価は正式発表で確認) | プロパン(LPガス) | — | 国の支援なし |
電気の支援は、首相が10月29日に「寒さが本格化する12月に前倒し」すると表明したもの。3月分はエネルギー価格の動きを見て決める(デイリースポーツ(2026年10月29日))。
北海道で効いてくるのは下の2行だ。電気は支援より先に値上げが来ているし、プロパンには国の支援がない。灯油暖房の家、ガス暖房の家、オール電化の家で、冬の財布へのダメージがまるで違ってくる。
オッサンの家で計算してみた|ガソリン・電気・プロパン
ここからは、うちの数字で計算する。うちの条件はこうだ。
- クルマはノア(ガソリン車)。給油は月4回くらい、1回3,000円ずつ
- 電気はソフトバンクでんき・40A。去年の使用量は1月が約300kWh、2月が約160kWh
- 暖房はガス、しかもプロパン
- 灯油は家では使わない。冬キャンプのときだけ
冬の光熱費は、電気とガスで月5〜6万円いく。北海道の冬はこんなもんだと思っているけど、改めて書くとデカいな(笑)
ガソリン:月70Lで、12月は月+約350円
オッサンは給油はこまめに入れる派だ。月に4回くらい、1回3,000円ずつ。月12,000円で、170円なら約70Lになる。
| 基準価格 | 今との差 | 月70Lで増える額 |
|---|---|---|
| 175円(12月17日〜) | +5円 | 月+約350円 |
| 190円(毎月5円ずつ、3月まで上がった場合) | +20円 | 月+約1,400円 |
下の段は「方針どおり毎月5円ずつ上がったら」という仮の計算だ。1月以降は決まっていないので、そうなると決まったわけじゃない。
3,000円ずつ入れるやり方だと、値上がりは1回に入る量に出てくる。170円なら約17.6L、175円なら約17.1L。差は0.5Lだ。給油の回数が月に1回増えるほどじゃない。12月の時点では、正直そこまで痛くない。
電気:11月からの値上げは、契約アンペアでほぼ決まる
ソフトバンクでんきは、11月1日使用分から値上げした。理由は託送料金の見直しだ。託送料金は、電気を家まで送る送電網の利用料で、同じ地域ならどの電力会社でも同じ額になる。だから北海道電力も、ほかの新電力も、同じように上がっている。
ソフトバンクの料金表(おうちでんき(A)・北海道電力エリア)を見ると、上がったのはほとんど基本料金だった。
| 契約アンペア | 基本料金(10月まで) | 11月から | 月の増え方 |
|---|---|---|---|
| 30A | 1,254.00円 | 1,716.30円 | +462円 |
| 40A(うち) | 1,672.00円 | 2,288.40円 | +616円 |
| 50A | 2,090.00円 | 2,860.50円 | +771円 |
| 60A | 2,508.00円 | 3,432.60円 | +925円 |
使った量にかかる単価は、1kWhあたり0.08円しか上がっていない(例:120〜280kWhの段は41.98円→42.06円)。出典はSBパワー「託送料金の改定に伴う電気料金の値上げについて」(2026年9月30日・10月13日更新)。くらしでんきも基本料金は同じ上げ幅だ。
つまり、冬にたくさん使っても値上げ幅はほとんど増えない。契約アンペアが大きい家ほど、毎月決まった額が上がる。検針票やマイページで、自分の家のアンペアを一度見ておくといい。
北海道電力で契約している家も、11月1日から見直しになっている。30A・230kWhのモデルで月+481円と報じられている(セレクトラ)。
電気の支援と値上げを、うちの使用量で差し引きした
40Aの値上げは、基本料金の+616円に、使用量×0.08円が乗る。支援は使用量×1円(12月)か4.5円(1・2月)。去年と同じだけ使うとして並べるとこうなる。
| 月 | 使用量 | 値上げ | 支援 | 差し引き |
|---|---|---|---|---|
| 12月 | 300kWh(仮) | +約640円 | -300円 | 約340円の値上げ |
| 1月 | 約300kWh | +約640円 | -約1,350円 | 約710円安い |
| 2月 | 約160kWh | +約630円 | -約720円 | ほぼトントン(約90円安い) |
| 3月〜 | — | +約620円〜 | 未定 | 値上げだけが残る |
12月の使用量は確かめていないので、1月と同じ300kWhと仮に置いた。支援が出るのはソフトバンクでんきも同じで、前回(2026年7〜9月使用分)も値引きされていた。今回の値引きのお知らせは、まだ出ていない。
1年で見るとはっきりする。基本料金の値上げは年に約7,400円(616.40円×12か月)。支援は3か月で約2,400円(12月を300kWhとした場合)。差し引き、年に5,000円くらいは上がる計算だ。
【オッサンの意見】支援は3か月で終わる。値上げはずっと続く。1月の請求が少し安く見えても、それで「下がった」と思わないほうがいい。うーん..これ、気づかない人のほうが多いんじゃないか?
ガス:うちはプロパンだった。国の支援は対象外
正直に書く。オッサンは、都市ガスとプロパンの違いがわかっていなかった。家の暖房がガスなのは知っていた。でも、それがどっちのガスなのかはわかっていなかった。
この記事を書くので確かめたら、うちはプロパンだった。そして今回の国の支援は、電気と都市ガスだけだ。プロパンは、これまでも国の支援の対象になっていない。
暖房をプロパンでまかなっている家は、冬にいちばん使うものに支援がない。うちはまさにそれだ。冬の光熱費が月5〜6万円いく家で、ガスの値引きはゼロ。いや、マジか..と声が出た。
北海道は、プロパンの値引きを道の事業で6回やっている
ただ、プロパンの家が完全に放っておかれているわけじゃない。北海道は道の事業として、プロパンの料金値引きを販売店を通じて6回実施している。どれも1契約あたり最大2,000円(税別)だ。
| 回 | 対象(利用月) | 値引き |
|---|---|---|
| 第1次 | 2023年6〜8月 | 最大2,000円(税別) |
| 第2次 | 2024年1〜4月 | 最大2,000円(税別) |
| 第3次 | 2025年2〜5月 | 最大2,000円(税別) |
| 第4次 | 2025年8〜10月 | 最大2,000円(税別) |
| 第5次 | 2026年1〜4月 | 最大2,000円(税別) |
| 第6次 | 2026年7〜9月 | 最大2,000円(税別) |
出典:北海道経済部資源エネルギー課「LPガス利用者緊急支援事業の申請受付開始について」(2026年7月24日・標茶町掲載)。同じ資料では、道内のLPガス利用者は約131万件とされている。
注意したいのは2つ。値引きするのは、道の事業に参加したガス屋さんだということ。そしてこの冬(12月〜)の分は、まだ発表されていないということだ。プロパンの家は、検針票に値引きの行があるか見てみてほしい。冬の分が出たら、この記事に追記する。
灯油:うちは使わない。冬キャンプも今は予定なし
灯油は、うちは家では使っていない。使うのは冬キャンプのファンヒーターだけで、この冬は「行けたら行く」けど、今のところ予定はない。だから灯油の補助縮小は、うちには直撃しない。ここは正直に書いておく。
でも、灯油で冬を越す家は話が違う。仮にひと月に300L使う家なら、5円で1,500円。毎月5円ずつ上がっていけば、その分が積み重なる。冬キャンプ1泊の灯油代は、灯油の記事で計算してある。
都市ガスかプロパンか、1分で見分ける方法
オッサンと同じように「うちってどっちだ?」という人のために、見分け方を置いておく。どれか1つで十分だ。
- 家の外を見る。外壁のそばに背の高いボンベが立っていればプロパン。都市ガスは地面の下の管から来るので、ボンベはない
- ガスの請求書・検針票の会社名を見る。北海道ガス(北ガス)なら都市ガス。地元のガス屋さんやLPガス会社の名前ならプロパン
- ガスコンロのラベルを見る。「13A」なら都市ガス、「LPG」「プロパンガス用」ならプロパン
どっちかで、この冬に国の支援があるかないかが変わる。都市ガスなら12月から自動で値引きされる。プロパンなら国の支援はなく、道の値引きがあるかどうかになる。
配達ドライバーとして気になるのは軽油
オッサンは宅配の仕事をしている。トラックの多くは軽油で走る。軽油もガソリンと同じ幅で補助が減るので、運送会社の燃料代は12月から上がっていく。
それが送料に乗るかどうかは、会社ごとの話になる。勤務先の燃料代は書かない。ただ、運送会社に余裕がないことは、運送業の賃上げは全業種で最下位の3.0%|しかも残業代は入っていないに書いたとおりだ。燃料が上がっても、運賃にすぐ回せる会社ばかりじゃない。
ちなみに、オッサンが気になっている新型パジェロもディーゼル=軽油だ。軽油はガソリンより安い、という前提は、同じ幅で補助が減るかぎり変わらない。その話は新型パジェロの価格は619万円から|予約5,500台、車検に間に合うかに書いた。
ガソリン補助金の縮小についてよくある質問
Q1. ガソリン補助金の縮小はいつからですか?
2026年12月3日からです。基準価格(レギュラーの全国平均の目安)を、12月3日に172円程度、12月10日に174円程度、12月17日に175円程度へ引き上げます。1Lあたり合わせて5円です。2027年1月以降の日程と幅は、2026年11月3日時点では決まっていません。
Q2. 灯油や軽油も値上がりしますか?
同じ幅で補助が減る仕組みなので、値上がりする方向です。ガソリン・軽油・灯油・重油の補助の額は同じで、基準価格が上がるとそろって減ります。12月中の縮小は1Lあたり5円で、灯油18Lなら約90円です。なお灯油には、輸入灯油の差額を補う別枠の補助が2026年11月から2027年3月輸入分まであります。
Q3. 電気代の補助はいつからですか?
2026年12月使用分から2027年2月使用分までです。電気は1kWhあたり12月が1円、1月と2月が4.5円の値引きと表明されています。3月分はエネルギー価格の動きを見て判断するとされています。手続きは不要で、電力会社の請求から自動で値引きされます。
Q4. プロパンガス(LPガス)は補助の対象ですか?
国の電気・ガス料金支援の対象は電気と都市ガスで、プロパンガスは対象外です。北海道では道の事業として、販売店を通じたLPガス料金の値引き(1契約あたり最大2,000円・税別)がこれまで6回行われています。直近は2026年7〜9月利用分で、この冬の分は2026年11月3日時点で発表されていません。
Q5. 北海道の電気代は11月から上がるのですか?
はい。託送料金の見直しで、北海道電力も新電力も2026年11月から値上げしています。ソフトバンクでんき(北海道電力エリア)の場合、値上げのほとんどは基本料金で、40Aなら月616円、30Aなら月462円上がります。使用量にかかる単価は1kWhあたり0.08円の上昇にとどまるため、上げ幅は契約アンペアでほぼ決まります。
まとめ
- ガソリン補助金の縮小は12月3日から。12月中に1Lあたり5円。灯油・軽油も同じ幅で、1月以降は未定
- 電気の支援は12月〜2月。ただし北海道の電気料金は11月から上がっていて、上げ幅は契約アンペアで決まる
- うち(40A)で計算すると、電気は年に約5,000円の値上げ。支援は3か月、値上げはずっと
- プロパンは国の支援の対象外。北海道の値引きは、この冬の分がまだ出ていない
- ガソリンは月70Lで、12月は月+約350円。うちの場合、いちばん効いてくるのはガソリンじゃなくて電気とプロパンだった
この記事を読んだら、自分の家のガスが都市ガスかプロパンかと、電気の契約アンペアの2つだけ確かめてみてほしい。オッサンは今回それをやって、初めてうちの冬の財布の弱点がわかった。
クルマの維持費が続けて上がっている話は、自賠責の値上げは11月から|車検の日ではなく保険の始期で決まるにも書いた。1月以降の補助の幅と、北海道のプロパンの値引きが決まったら、この記事に追記していく。
読んでいただきありがとうございます。

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